Day12 世界一のミュージカル on ブロードウェー!

8月16日

目を覚ます。
現在朝の10時、すなわち昨日の午後6時から14時間ほど寝入っていました。
1日バスを宿にして移動、1日ホステルに泊まる。
現在、6勝5敗。6夜をバスの中、またはターミナルで過ごし、5夜をホステルで越す。
宿泊費をケチりながら、俺は往く。


ふと、フィラデルフィアのホステルにある皆の記録ノート(←泊まった客が何かメッセージを書いていったノート)を見てみる。

ぺらぺらと日本語のページを探す俺。
と、そこに日本語を発見!
エー何々?

“アメリカ横断、自転車の旅。アメリカに着き早3ヶ月。ようやくロスアンゼルスから出発して、ここフィラデルフィアまでやってきました。”


…信じられん。アメリカを自転車で横断するバカがいたなんて。感心するよりも無謀としか思えん。隣の町まで100km以上離れているところとかあるだろうに。それに何よりも危険。こいつが、英語ぺらぺら、空手の達人、そして銃の名手で銃所有者でもなかったら、極端なバカか、単なるうそつき野郎です。




フィラデルフィアの観光は昨日で終了。
そして今日!
目指すところはニューヨーク!!

そう、あれは7月も中ごろが過ぎようとしていたとき、学校から帰ってくる途中、俺は無性にどこかに行きたくてしかたなかった。どこか遠くへ。。そしてそこによぎったニューヨーク。



ホステルをチェックアウトしてグレイハウンドのバスターミナルに向かいました。少々道に迷いましたが普通に到着。ニューヨーク行きは1時間に1本は出ている事がわかり、どこかで飯を食う事に。

中華料理を食いに中国人が多く生存する場所(ミニチャイニーズタウン)へ。適当な店に入り、適当に注文。シュウマイらしきものと、麺の細い焼きそばが出てくる。まぁ、まずくはなかったけど量が少なすぎです。しかし中国人というのはやたら無愛想な奴が多いのは気のせいか?


バスターミナルへ戻り、ニューヨークへ向けて出発!



バスで2時間、簡単にニューヨーク、マンハッタンに到着!

はー、人が多いなー。でも、まぁ東京に似ているな、とあまり感激はしなかったりして。
マンハッタンの道はわかりやすく、1ストリートから207ストリート、1アベニューから12アベニューとマンハッタンを、わかりやすく分けています。 10分ほどうろついて、マンハッタンの道を把握。


今日は、体力も気力も十分!と何でもできます。
まずはホステルに行って荷物を置くことに。
ホステルもバスターミナルから20分ほどの距離にあってらくらく到着。

アップルホステル。36ドル取られました。
宿泊費が高い~。でもニューヨークの夜をうろうろする気にはまったくなれないので妥協します。

現在1:30pm。
白人夫婦さんが強力に勧めたミュージカルのチケットを買いに。

が、外は旅始まって以来の雨(ぽつぽつ程度)。しかし、俺は折りたたみ傘を持ってきているのでした。雨が降らないし、持ってくる必要はなかったかと、あきらめかけていた、でもやっぱ俺は正しかったね。


みんな建物に隠れて雨がやむのを待っています。その中で傘を差し意気揚々とニューヨークの道を行く! が、ぽつぽつ雨が豪雨と化し…。折りたたみ傘、まったく意味を成さず、下半身はずぶぬれ。靴はぐしょぐしょ。結局、無駄な抵抗でした。

でも、途中で見かけた観光用の屋根の無いバス、豪雨直撃でしょう。いったいどうなった事やら。ひそかに楽しむ俺。

30分ほどで雨がやみました。でも時々、雷がなります。傘売り人がどこからか出てきて、カサーカサーと売っています。そして雷が鳴ると傘が売れるんです。


タイムズスクウェアでミュージカルの当日券が半額になるので、そこで待ちます。夜の部が販売される1時間前だったので、まだそれほど混んでいません。


雨を恐れるおっちゃん。タイムズスクウェア。


今日は曇りだからまだ良いものの、晴れていたら日光直撃、待ち時間1時間以上。かなりやばいスポットです。うぇ...蒸し暑い。東京にいるよう。これを考えると、ロスアンゼルスはなんて住みやすいところなんだろうとしみじみ思います。夏は日差しは強いけど、風が心地いい。


ふと、お金のことが心配になって財布を見てみたら、案の定、30ドルくらいしか入っていませんでした。たしかチケットは現金払いしか買えないはずなのでお金を下ろしに。俺の後ろに日本人のおばさんがいたので、俺の場所を取っといて頼みましたところ、そのおばさん、俺が声をかけたことにかなりビビッていました。俺、そんなに不審人物に見えたのかな??



お金も下ろし、1時間少し待ち、ミュージカルのチケット購入!定番だけど、美女と野獣!50ドル。1人で見るのも寂しいなーけど1人旅だからしかたないです。




ミュージカルが始まるまで、5時間。
ホステルでボーとして待つのもバカらしいので、自由の女神を見に行く事に。

自由の女神は、マンハッタンの最南端にあるので、
南行きの電車に乗れば着くでしょうと考え、南行きの電車に乗ったところ、10分ほどして、その電車は北行きなのに気づく。電車をのりかえ、今度こそ南行きに。


マンハッタンの最南端の駅で降ります、でも自由の女神が見えないです。


しばらく、うろうろ。

なんかフェリー乗り場があるなーと思いきや、怪しき地球の歩き方を読んだところ、このフェリーで自由の女神を拝めるとか。フェリーの料金も無料との事で、早速乗ることに。

フェリーに乗ったのは今まで3回ほどかな。少し緊張しながらフェリーが出発。



自由の女神、発見ー。



左のちっこいのが自由の女神。



マンハッタン。



さよならマンハッタン。



雨上がりの自由の女神、きれいです。








結構、自由の女神の近くまでフェリーがいきます。
本来のフェリーの目的はブルックリンまで行くためのものです。

他に有料で、もっと自由の女神の近くまで行く船がありますけど、お金まで払って後100mほど自由の女神に近づいてもね、しかも結構飽きてしまいます。フェリーで往復30分、自由の女神を眺めていました。(俺が行ったときは、テロの影響で自由の女神の中には入れませんでした。)



自由の女神を見て満足し、ミュージカルの時間に間に合うようにホステルに戻りました。




ホステルに戻り、ホステルの居間らしきところで地球の歩き方を見ながら今後の予定を立てる俺。

パラパラパラと。
と、そこに、
「それ(地球の歩き方)、新しいバージョン?」

おっと俺に話しかけてくれる日本人の男の人。

そうですよー、と俺。見たいそうなので貸してあげました。
シャワー浴びてからミュージカルに行きたいので、本を貸したまま、シャワーを浴びに。そんなに人を信用しない私ですが、日本人で、まともそうに見える人だったので、まぁいいかという事で。



出の悪いシャワーを浴びて、ミュージカル用に、ちょっとはまともにお着替え。短パンはまずいかなと思い、ジーパンをはいただけなんですけどね。


居間らしきところに行き、日本人の男の人に再会。
彼の名前は一郎君。一郎君も留学中。テキサスの大学院で石油工学を研究しています。大学院。。いいですな~。

ミュージカルの開演時間も近づいてきたので、一郎君との話を切り上げてミュージカルへ。


ホステルから歩いて10分。かなり近いところにありました。途中でマックによってビックマックミールを食べたんですけど、すごい値段が高い。ビックマックだけで3ドルちょっと。ロスだと、普通の時は2ドルちょっと、しかもセールの時は1個1ドルです。ニューヨークはどこを見ても高いものだらけで、必要最小限の旅にはきつい町です。


ミュージカルの劇場の中に入ります。席は全体の中央の左寄り。半額のチケットの割には良い席です。




ミュージカルの幕。
ミュージカルの最中は写真を撮れないのでこれだけ。

美女と野獣のミュージカルが始まる。

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動けません。石のように、ただずっと舞台を見つめるだけ。途中休憩で、やっと息ができた感じです。情の薄い僕でも、普段抑揚のない態度をとる僕でも、ここ数年、感動なんて言葉とは程遠い生活をしていた僕に、感動を超える何かのエネルギーを受け取りました。


そしてミュージカルが終わり、1つの言葉が心に残りました。

"No matter what."

本当にそうだと思います。俺がアメリカに来たのも、なりたい自分になりたいのも、全ては、ここからです。一生、心に刻む言葉。




呆然としながらホステルに戻る俺。
そこに一郎君を発見。
そして一郎君を相手に熱弁「すごかった。ミュージカルの間、石のようになって動けなかったよ。ニューヨークに来てミュージカルを見ない奴はバカだ。すごいよ。ぜんぜん違う・・・・(一時間ほど同じようなことを繰り返す)」


ミュージカルの興奮も収まり普通の会話へ


一郎君がいるところには日本人がいないらしいです。うらやましい環境です。俺がいるところにはゴキブリのごとく日本人が生息しているというのに。当然、日本人の女の人もいないわけで、しかも一郎君のメジャーは石油工学。クラスの大半はアラブ人だとか。

日本人の女の人がいないのは悲劇…。確かにサンタモニカには日本人の女の人はたくさんいますよ。でもね、皆さん幸運なことに俺のタイプでは無いんですがね。

アメリカで1人で暮らすのは、とてもね、つらいね。


一郎君、実は俺のルームメートである事が発覚。俺は明日ホステルをチェックアウトしてニューヨーク観光をするため、明日荷物をロッカーに預けなければならなかったのですが、一郎君が生活品がつまった荷物を自分の部屋で預かってくれるとか。

ええ人です。そして預かってもらう事にしました。



そうこうしているうちに、もう夜の2時になってしまいました。
明日に備えて寝ることに。


が、このホステルにはクーラーが無かった。
暑さは東京並み。
小さい部屋にあるのは小さい小窓一つと、小さい扇風機1こ。そこに4人が生息しています。

小さい扇風機を占有していた先住民から、共和的に扇風機を首振り角度はやや上向き(2段ベットのため)にします。


そして、熱帯夜にうなされながらベットにつきました。




今日のニューヨークの一日はこれで閉幕。