Day5 シカゴ美術館,シアーズタワー,旅の罠

8月9日

今日はシカゴ美術館へ行き、そしてシアーズタワー(世界で二番目に高いビル)に昇り、バッファロー(ナイアガラの滝の近く)行きのバスに5:30pmに乗り明日の5時ごろにバッファローに到着する。そんな予定を立てる俺。

そんな予定が少しずつ、そして劇的にに変わっていく今日の長~い1日。



昨日の寝つきが悪かったせいで10:30に目が覚める。11時までにはチェックアウトしなければいけない規則なので、さっさと散らかった荷物をバック2つに詰め込み、髪を少し整えてホステルをチェックアウト。

ホステルのルームメイトのバリ君とドイツ君に別れも言えずに…。バリ君とドイツ君、仲良くなろうと話しかけたが、双方忙しいらしく、かまってもらえなかった。スタートダッシュに失敗したホステル滞在。


さて、荷物が少ないにしても2つのバックを持ち歩くのは不便です。グレイハウンドバスターミナルにロッカーがあるので、そこに生活用品の詰まったバックを預ける事に。


ロッカーの料金
  6時間  2ドル
 24時間 +2ドル

ん~6時間でシカゴ観光を終わらせるのは、予定がきつきつ。
どうせ24時間料金にするんだったら、いっそ予定を変更。
シカゴ発を5時間のばし、10:30pmのバッファロー行きのバスに乗ることに決定!

と言う事で24時間料金で荷物をロッカーに預ける事に。


ロッカーに荷物を預けるのは生まれてはじめての俺。
しばしロッカーの前で使い方を考える…

そんな僕に黒人のおっちゃんが近づいてきて言った
黒人のおっちゃん 「ロッカー全部壊れているぞ」

ガフ…
そういえば、ところどころにOUT OF ORDER(故障中)の紙が張ってある。


ふ。なめるな。
という事で、カスタマーサービスのおばちゃんに他にロッカーあるか聞きに行く。

カスタマーおばちゃん 「ここには無いけど、2ブロック先のUnion Station(鉄道の駅)にロッカーがあるはずよ。」

カスタマーおばちゃんにUnion Stationまでの道を聞きUnion Stationへ。
無事にUnion Stationに着く。(徒歩7,8分)

うろうろとロッカーを探す俺。


ロッカー見ーつけ!!
しばしロッカーの前で使い方を考える。



「日本人の方ですか?」

!?僕に話しかける日本人の女の人がいるではないですか
今まで日本の方から疎外されていた僕に話しかけるなんて…、うぅ少し感動。

後から気づいたのですが、この人、目が悪かった…。

名前はミズキさん(ずーと後に聞いたのですが)
仕事が少…

「Excuse me, sir!
You gotta get out here! Union Station closes after 1am. opens 8am.」


   ↑この日記を書いている最中に何者かに言われる。
   さて、このセリフの意味のちのちわかります。


ミズキさん紹介文の続き。
仕事がしばらく休みに入るのでアメリカに旅行に来ている方です。
あまり英語が得意でないようで、しかも女の人が1人で旅行するなんて少し驚きです。

ミズキさんもロッカーに荷物を入れたいらしく
ロッカーの使い方を考える。

よくよく見るとロッカーの使い方が書いてある紙が張ってあった…。
空いてるロッカーを探す事に、

ガツ 1個目のロッカー
ガツ 2個目のロッカー



ガツ 最後のロッカー


ロッカー全部使用中だった。

“ロッカー他にもあるかもよ”とミズキさん。
ということで、その辺にいた係員に聞いてみました。

Baggage Claim(荷物引取り所)にロッカーがあるらしい。
まぁ普通にロッカーを発見。空きロッカーを探します。

ガツ
ガツ


ギー

ロッカーの空きを見つけ!
ミズキさんもロッカーの秋を見つけ荷物を入れる事に。

ロッカーの料金は6ドルで24時間。
少し高いのですが、まあこのさいしかたない。

1ドル入れたら鍵がかかりました。
後5ドルどうやって入れるのだろう?
と思いながらミズキさんに近づいていきました。

ミズキさん、どこぞの係員と何か話しています。
どこぞの係員 「5ドルは荷物を取りに来たときに払えばいいんだよ。」

なるほど。


ミズキさん、今晩アムトラック(鉄道)でクリーブランドへ行くそうです。
で半日ほど暇なんだそうです。

という事なので半日、旅の道ずれGET!!
んー、今日は調子がいいぞー。

ミズキさんは昨日シカゴ美術館に行ったということで少々の間、別行動です。
ミズキさん、どこぞの美術館へ。俺はシカゴ美術館へ。




シカゴ美術館(アメリカ3大美術館)






アメ人から見た日本の典型的な部屋(小さい模型)。なぜか庭には天神様が…



Andy Warhol作。題名:Mao。
Mao Zendong、またの名は毛沢東。
アメ人のこの画家は何でも描く権利があると主張し毛沢東の肖像画を描いたとさ。
ちなみに4m以上もある馬鹿でかい肖像画です。



仮面やー、パシャ(シャッター音



なんかええ感じやなー



J.M.W.Turner作。題名:Fishing Boats with Hucksters Bargaining for Fish。
無力な男と壮大な自然、Turner君、こんな風な絵が大好きだった模様。



何なんでしょうこれ?



ピカソの作品だったような気が…なんとなく撮ってみました。



クビレー



パッチっとな。



Georges Seurat作。題名:A Sunday on La Grande Jatte - 1884
シカゴ美術館いわく、Greatest work(偉大な仕事)。
Georges君、ドットで絵を描くが好きだったらしく2年かけてドットでこの絵を描いたそうな。



Vincent van Gogh作。題名:Self-Portrait。
パリに2年間いる間に24枚の自画像を描いたゴッホ君。
ゴッホ君、実はナルシストだったのか?と思う俺。



モネの作品。同じ絵を違った季節(時間帯)で描く画風がモネの特徴だそうです。



Constantin Brancusi作。題名:Golden Bird。
30年以上かけて27個の鳥の彫像??を作っていたとさ。
実際は、もっとピカピカ輝いていてきれいです。



Henri Matisse作。題名:Bathers by a River。
説明書によると自然の中の裸だそうです。ラインが特徴的だとか、訴えていましたよ。



Edward Hopper作。題名:NightHawks。
光が、単純なものをどれだけ表現できるか、にチャレンジしている人。
光の具合で、静かな外、そして3人の負け犬の客を表現しているそうな。



Grant Wood作。題名:American Gothic。
アメリカ人の有名な絵。
左に画家の妹、右にいるおっさんは歯医者。
疑問なのだが歯医者がなぜクワを持っているのか?
あれが治療道具?さすがにアメリカ??



Pierre Auguste Renoir作。題名:Acrobats at the Circus Fernando。
シカゴ美術館でもかなりの人気者。
初代シカゴ美術館オーナーは、これを抱えて旅行したとか。






さすがアメリカ3大美術館、みんなうまかったー。。

うぅぅぅ... 頭いたいー。




待合場所で待っていると、
ミズキさん時間通りにやってきてくれました。
アメリカに住んでいる奴らも見習ってもらいたいものです。
(俺の周りは、時間通りに来る奴は皆無…

軽い食事をしてシアーズタワーへ!

シアーズタワー(シカゴ):世界第2位の高さのビル、高さ443m。

第1位はペトロナスタワー、高さ452m、マレーシアの首都・クアラルンブールにある。
第4位だったのはワールドトレードセンター(ニューヨーク)、高さ413m。
今はエンパイアステートビル(ニューヨーク)、高さ381mが第4位にかわった。



テロの影響でか展望フロアに行くのにセキュリティーチェックがありました。
まっ、特に問題なく展望フロアへ。
(途中シカゴの歴史を見させられる。トウモロコシがあ~だこ~だ。



展望フロア到着!!































言葉は必要ない、ただ心が軽くなる、そんな気分にさせてくれる場所。
しばしここでノンビリ休憩ー。


しばらくして、シカゴの風景にも慣れたので、ミズキさんと会話。

俺 「白人の小さい子ってかわいいよねー。」
ミズキさん 「そうだねー、写真撮りたくなっちゃうよ。」
俺 「人さらいしたくなるよ。」
ミズキさん 「...」

俺、もう少し考えて会話しろよ…
ちなみに最近アメリカで誘拐、人さらいが流行しています。小さい子は気をつけよう!
まぁ俺は(まだ)してないですよ~。(2002年8月現在


数時間ほどして地上へ降りる。

現在8時、俺のバスは10時半発。
Union Stationへ戻り、駅内にある店で軽い食事を取ることに。


食事しながらミズキさんとおしゃべり。

俺 「最近どうも生活が平和でさー何かスパイスって言うかトラブルがほしいよ。ミズキさんは何かアメリカに来てトラブルとか無いの?」

ミズキさん 「そういうの口にしたくないの。言霊っていうのがあるのよ。」

俺 「言霊?言葉に力があるってこと?」

ミズキさん 「そんなところ、トラブルの事を口にすると、トラブルがやってくるの。」

俺 「ふーん。俺はトラブルって結構好きだけどねー。」

ミズキさん 「マゾっけがあるんじゃない??」

俺 「…そうなのか??」


そんなこんなで時間が過ぎ
荷物を取りにBaggage Claimにあるロッカーへ。

5ドル分の小銭をくずし
自分のロッカーの前に行き
暗証番号を打ち込み
小銭を入れる俺。
----------------
-- $5.00 --
----------------

チャリ コトン(ちゃんと入る音
----------------
-- $4.75 --
----------------

チャリ コトン







チャリ コトン
----------------
-- $2.50 --
----------------

チャリ
----------------
-- $2.50 --
----------------

チャリ
----------------
-- $2.50 --
----------------

??
小銭を入れているのに、ちゃんとカウントされません。

チャリ
また入れてみるが反応無し…

???

----------------
--       --
----------------
金額を表示するカウンターまで消える




暗証番号を再入力。
----------------
-- $5.00 --
----------------

グオー、入れる金が戻ってるやんけー!!

ドンドンガン!!

ロッカーをぶったたく俺。

辺りを見回す。
誰もいない、いるのはミズキさんだけ。
とよく見るとロッカーエージェント行きの電話があるじゃないですか!
そして、さっさと電話をかける俺。

トゥルルルルル~

トゥルルルルル~





・ (数分後

トゥルルルルル~


うっおーい、でんぞー!!


ミズキさんに話したら
“一枚ずつ入れてトントンたたけばちゃんと入るよ”とのこと。
(ミズキさんのバックは無事取り出せた。)

再び暗証番号をインプットしチャレンジ。
----------------
-- $5.00 --
----------------
チャリ 金を入れる。

トントントン
----------------
-- $5.00 --
----------------
ガン!!(再びロッカーをぶったたく俺。。

そして現在10:00pm。俺のバスは10:30発。


Baggage Claimを出て、そこら辺にいたUnion Stationの係員に事情を話して連れてくる。
そこら辺にいた係員、チャレンジ!
係員、暗証番号を打ち込む。

無反応…

ロッカー君、金額さえ表示しなくなりました。


そこら辺にいた係員は言った。
「Union Stationのカスタマーオフィスへいけ」

俺とミズキさんカスタマーオフィスまで行きました。
カスタマーオフィスの黒人のネエちゃんに事情を話す。

黒人のネエちゃんによりますと、
  夜の8時までにロッカーの荷物を取りに来なくてはならない規則がある。
  ロッカーは別会社が管理している。
  そこの責任者は夜8時すぎると家に帰る。
  別会社に電話してロッカーがトラブった、とメッセージを残した。
  んで、Union Stationポリスなら合鍵を持っているかも。


黒人のネエちゃんからUnion Stationポリスのオフィスを聞きだし、そこへ行く。

オフィスを見つけポリスに事情を話す。

Union Stationポリスは言った。
  「あそこは別会社の管轄やー、鍵なんてもっとらん。」


俺、たらい回しにされているのでは??と思いながらもカスタマーオフィスへ再び戻る。

ポリスは鍵なんて持ってないってよーと俺。
黒人のネエちゃん 「もう私たちができる事はないわ。を待つのね 」


そのときのロッカー君


CONTACT CUSTOMER SERVICE(カスタマーサービスに連絡しろ。)



現在10:45pm。俺のバスすでに出発。。
残された俺。
安全のはずのロッカーが凶器へと走る。

そして傍らには、なんともいえない表情のミズキさん。


ミズキさんの列車のチケットを見せてもらいました。
破ってみたいなー、ボソッと俺の一言。
ミズキさん笑っていながらも目が笑っていませんでした。

列車の乗り場に行くとき、荷物持ってあげようか?と尋ねる。
ミズキさん 「投げ捨てられるかも知れないから、自分で持ってますね!」

ミズキさんと出会ってから人は信じちゃいけないよー、特に黒人は、といい続けた俺のセルフ、こんなところで効果発現。

俺の心の声
「ふふふ、ミズキ、わかってるじゃないか。
今の俺はミズキのかばんを投げ捨てチケットも食っちゃるぞ。
ふふふ、その後…。」


と、かなりハイになっている俺。(冗談です。多分そんな事はしません。たぶん…




現在0:00am。
ミズキさんも去り、1人ぼっちの俺。




ロッカー君に拉致られて俺の荷物が救出されるまで後8時間。
今夜はここ(Union Station列車待合室)を寝床にする事にする俺。

暇な俺は今日の日記を書くことに。

カキカキカキ…
カキカキカキ…


1:00am
日記を書いている俺に近づいてくる影が…

「Excuse me, sir!
You gotta get out here! Union Station closes after 1am. opens 8am.」


Union Stationポリス出現!

訳:ちょっとあなた!ここから出て行きなさい。ユニオンステーションは1時から8時の間は閉まるんだよ。

ミズキさん紹介文を書いている途中で
Union Stationから追い出されました…。



お外は夜1時すぎシカゴのダウンタウン近郊。

…まずいです、やばいです、襲われます。

Union Stationポリスにグレイハウンドバスターミナルの場所を聞き(最短距離を知るため)、そこへ速攻退避ー!

バスターミナルまで徒歩7-8分の距離がいように長く感じられます。



道に、道に迷ったやんけー!!
つうかこっちはダウンタウンへ向かう道では?

周りを見回し、安全地帯を探す俺。
まともそうに見える黒人の2人組みの女の人の近くまで行く。(一応人がいる所は安全か??)

地球の歩き方に載っているシカゴの地図を見る…


ダー!、あのポリスまったく逆方向を教えたがった!!

ポリス、俺を殺す気や~


うぅ、こわい…。

どんな歩き方をすれば教われないのだろうと考える僕。

変態のような歩き方
  がにまた、体を左右に振らす、手は幽霊のようにたらす。
がっしりとした歩き方
  俺は強いんだーって感じ。
星矢のような歩き方。(聖闘士星矢(古い漫画)参照ー)
  手の振りをペガサス彗星拳の前ぶりの動き。

以上3タイプを組み合わせながらバスターミナルまで先を急ぐ俺。
できるだけ、明るいほう明るいほうへ。
目は前後左右上下に気を張る。





15分後
バスターミナルに生還!!

バスターミナルは24時間あいています。
しかも警官の見回りつき。
常に2-3人の警官がターミナル内をうろうろしています。

そして今、無事に旅日記をつけている僕。

ホーと一息


グレイハウンドバスのターミナル内の風景



教訓 ― 言霊あなどるべからず
ってところで今日の長~い1日はここでようやく終了。



P.S.えーこの日の日記は、その時(8/10朝)に書かれたものを一部改正したもの、実際の文章は、かなーりハイに切れていましたので編集せざるを得なかった。
(例)君の瞳に乾杯、などの文章がちらほら…
ちなみに、その犠牲者(対象者)はミズキさんと言うのは言うまでも無かった…