Transfer: CC to 4-year college

序章 -アメリカンドリーム?-

アメリカの教育は、最初にチャンスありき、です。アメリカの4年制大学へ直接入ることは、普通の日本人の学生にとってはかなり困難です。アメリカの有名校への入学にはTOEFL600、SAT、ACT、高校の成績は優、推薦状、エッセーが要求されます。壁が高すぎです。そこでアメリカは階段を設けてくれました。2年制大学から4年制大学への強力な編入制度です。(2年制大学へはTOEFL450程度あれば入学できます)


第1章 - 2年制大学 -

アメリカの2年制大学(コミュニティーカレッジ)は、もともと地元の人たちのための大学です。税金を払っている地元民に、教育の機会を与えるのが、もともとの2年制大学の目的です。4ヶ月の授業(週3時間の授業)で、地元の人なら、6000円ほどで授業を受けられます。留学生は、その10倍、6万円ぐらい払わなければならないのですが、それでも日本の大学に比べると授業料は半分くらいです。

2年制大学では、大きく2つのプログラムがあります。2年制大学を卒業して働く人用のプログラムと、4年制大学へ編入する人用のプログラムです。2年制大学と4年制大学の1,2年次の教育システムは、原則同じです(州内の大学にかぎり)。ですので2年制大学で、成績が良い人(B以上はほしい)は、卒業時、4年制大学の3年次へ編入することができます。


第2章 - 2年制大学への入学 -

2年制大学への留学は容易です。TOEFL450点ほど取れば入学できるからです。TOEFL450点も取れない人は、留学するのはやめるべきです。TOEFL450とは、頭が悪い人でも2~3ヶ月がんばれば取れる水準です。がんばれない人は、4年制大学へ編入自体むりです。


第3章 - 2年制大学の授業難易度 -

留学1年目までの授業は、英語ができなくても高校の数学が少々できれば難しくはありません。“アメリカの語学学校で英語力を伸ばそう”と言う考えは時間の浪費です。(実行したら金の浪費にもなります)

留学1年目を過ぎたころから、授業難易度が上がります。がんばってもAをかなり取りにくい、または取れないクラスというのが、あります。


第4章 - 編入 -

まず最初に、2年制大学から4年制大学への編入は、アメリカでは一般的なものです。4年制大学へ編入には、2年間必要です。専攻(特に工学系)によっては3年かかります。ちなみに編入のことをアメリカでは Transfer、トランスファーといいます。

編入制度というのが、各州によって多少?かわります。(情報求む!!) 一例として、カリフォルニア州のコミカレの編入制度の詳細を載せておきます。 4年制大学へ編入するには60単位以上{1年間で約30単位(MAX48単位)取れます}必要です。“Major Requirement”というものが存在して、そこに記載されているクラスを取っていきます。専攻が工学系だと合計で80単位以上、取るというのも珍しくありません。移行できる単位は70単位までです。

編入するためには、平均の成績がB以上(GPA3.0以上)ではなくては厳しいです。専攻と編入する4年制大学によって要求されるGPAがかなり変わります。(GPA4.0=A、GPA3.0=B)

例)カリフォルニア大学(UC)への編入
専攻 大学名 Requirement GAP
ビジネス UCバークレー 3.9
経済 UCLA 3.9
電気工学 UCバークレー 3.9
電気工学 UCLA 3.8
電気工学 UCサンディエゴ 3.7
電気工学 UCサンタバーバラ 3.6
電気工学 UCデービス 3.5
電気工学 UCアーバイン 3.4
(私の適当統計)

6つのカリフォルニア大学は、全米でも上位ランクに入るため、編入も厳しいです。純粋サイエンス(物理、化学)専攻は編入が他に比べると楽だといわれています。コンピューター系は工学と同等、それ以上に編入が困難です。ビジネス専攻が1番編入が難しいです。

カリフォルニア州立大学(CSU)は、カリフォルニア大学(UC)に比べると、編入がしやすいです。もちろん大学のランクは落ちます。 CSUのなかの2-3校は、良い評判です。Calpoy,CSU Pomonaなど。

編入にも優先順位があります。
最優先:州内の2年制大学からの編入
2番目:州内の4年制大学からの編入
後回し:州外からの編入

ハーバードの生徒(州外)と州内の2年制大学の生徒、成績が同じ場合どちらを編入させると言われたら、大学側は州内の生徒を編入させます。“Out of Sate”州外へのトランスファーは、とにかく不利ですので、編入したい大学のある州の2年制大学へ入学することを強く勧めます。

大学側によりますと、編入において市民と留学生を同等に扱うと記載しています。チョット前まで、留学生は市民権を持つ学生よりもGPAで0.3は上回っていなければ負けるといわれていたものです。


第5章 - 編入できる人ってどんな人? -

がんばっている人。これにつきます。頭が悪くても、辛抱強くがんばっていれさえすればGPA3.5くらいは取れます。半分A、半分Bくらい。それだけあれば、まずまずの4年制大学へ編入することができます。編入できない人っていうのは、見た目でわかります。無駄に元気です。編入するのは大変ですが、がんばっている人を見るのは私は好きです。私に好かれても仕方ないか(^^)


第6章 - なぜ編入にこだわるのか? -

4年制の大学を卒業しなきゃ意味ないんです。2年制大学で学べることは、所詮一般教養レベルです。職(食?)に結びつくものではありません。得られる英語力もビジネスレベルに達しません、せいぜい日常会話くらいです。日本に帰ったところで、就職難に飲み込まれるだけです。そしてアメリカは日本までとはいきませんが学歴社会です。2年制大学、卒業後、一部の留学生(日本の大学卒or長い職歴の持ち主)はアメリカで就職をすることができます。しかし、学歴がまったくないといっていい彼らにとってスタートは下働きからです。かなり才能と実力がある人でない限り、上にあがるには長い時間がかかると思われます。

何をやりたいか、何になりたいかによって、人それぞれ意見は変わると思います。いずれにせよ実力の無いものには、アメリカは冷酷、非情です。実力をつけるためにも、アメリカを打ち倒す?ためにも4年制大学へ編入する必要があります。