僕が留学したということ

決まりきった道。
そして、先が見えない道。

僕が、アメリカに着たのは、先が見えない道を見たかったからだ。 でも、今は違う。 アメリカに来てもう3年以上。 今の自分は、何とか決まりきった道に乗ろうと必死になっている。

半年前にコミカレから総合大学に来たとき、自信が一気に吹っ飛んだ。 僕が1番バカだった。 みんな、奨学金をもらうのは当たり前、成績が良いのも当たり前。 親からの仕送りは完全になしっていう人なんかもいてさ。 追い討ちをかけるように、彼らはみな若いんだ。 同じクラスとっているのに、普通に1年、下手したら2年も僕より若い。

僕がほしかったものを、彼らは持っていた。

3ヶ月、苦しんだ。 そして3ヶ月、そんなことを考える時間をなくすためにスケジュールを埋めて逃げた。 そして今、考える時間ができた。

あれから半年、彼らとの差は開いてはいない。 でも、ほとんど縮まってもいない。 半年たってできたのは、 尻を拭く価値ぐらいしかない、成績ぐらいなもの。 そんな価値の成績に、数字でしかない成績に、僕は頼っている。

失うものが無いはずだったのに、恐れている。 違う、これから失うものに、恐れている。 成績さえ取っておけば、適当な会社に就職できるって考えが僕にある。


僕が確認したい。 僕がどこへ行きたいかを。 それが、僕が留学したということなのだから。