Day13 世界貿易センタービル跡地の悲しい変貌
クーラーの無い、蒸し暑いニューヨークの夜を過ごし朝を迎える。
一郎君に生活用品バックを預かってもらって。
今日行くところは、世界貿易センタービル跡地、国連、メトロポリタン美術館ー。効率よく回っていこう。
まずは世界貿易センタービル跡地、通称グラウンドゼロ(グランドゼロ)へ行くに電車に乗らないと。
その辺に駅があるだろうと思いふらふら歩く。いつも俺はこのパターン。そして、そんなときほど探しているものは見つからないもので。

今日は土曜日、道端ではマーケットが開かれています。

なんだかわけのわからんものが多い。中国人の出店がかなりあります。
どこにでも湧いてきて商売する人種だね。

活気があるなー。
うろうろうろとしながら、駅を見つけるのに40分もかかってしまった。
とにかく電車に乗り、貿易センタービル前でおります。
えー、地球の歩き方によりますとグランドゼロ(貿易センタービル跡地)を見るのには現在、整理券を入手しなければならず、それはグラウンドゼロの反対方向、徒歩20分のところでゲットできるとか。
しかたないからそこへ向かう。
とことことこ、あ~暑い。
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到着ー。
て、その整理券をくれるところはどこよ?
うろうろしながら、地球の歩き方には、そんな事は書いておらず、しかたないので近くに美術館らしいものがあったので、そこで聞いてみることに。
美術館の兄ちゃん 「そんなものいらないぞ。」
は?(俺)
ふん、適当な事ほざきやがって。俺は信じんぞ。
また、ふらふらふらと整理券を求めてさまよう。
と、まあそこにグラウンドゼロのことが書かれた立て札発見。
“グラウンドゼロへの行き方は、こうこうこうで、整理券はここの小屋で渡されます。”
ふん、やはりあの美術館の兄ちゃんめ適当な事をほざきおったな。
他にも、この小屋では観光チケットが売られているらしく、10人ほど人が並んでます。このクソ暑いのに、直射日光もろかぶりながら整理券をもらうべく列に並ぶ。
ちっ、むかつくなー。何をとろとろ係員はやっているんだ。全然すすまんではないか。
・・・(30分後)
そろそろ俺の順番か、と感じたとき、チケットを受け取るところの小窓付近にある注意書きが目にはいる。
“グラウンドゼロを見るのには整理券不要。”
美術館の兄ちゃんが正しかった…
整理券不要の整理券を求めて2時間も時間を無駄にしてしまったではないか。地球の歩き方、釘で打ちつけて燃やしてやりたい。
(地球の歩き方、2ヶ月前に出版された最新版なのですが、今日の激動の世の中では2ヶ月前の情報なんて、もうゴミなんでしょう。役立たずめー)
無駄に2時間費やし、世界貿易センタービル跡地、グラウンドゼロに到着。

地下部分も取り除いているので、穴が開いているような格好になっています。

何も工事はしていないけど、工作機材がおいてある。

このセルフだけをみるとなんていい感じですが、
グラウンドゼロは観光地化しています。

ここで約3000人が死んだ。

すぐ横のビルに黒い布が覆いかぶさっています。

一見ツインタワーにも見えるこのビル。

観光地化したグラウンドゼロ。絶えず人が流れています。死者への配慮など気にも留めないような雰囲気。グラウンドゼロの周りには金網が張られているのですが、写真を撮るときそれが邪魔で、金網を上る人多数。そして実は俺も金網を上っていたのでした・・・やんなきゃよかったと今では後悔です。
国連へ!
障害もなく到着ー。

ひん曲がった銃。

国連の庭にあるイタリアからの贈り物。

国際連合ホームページ。
国連。俺はこの機関に否定的です。国連には金も軍隊もなく、ただ大国の提案を他の小国に納得させるための機関だと思ってます。だいたい国連がアメリカにあるのがおかしい。どこか四国ぐらいある島を買い取って核と軍隊を配備して独立すべきです。金も力も無い今はとうてい無理ですがね。今は国連は民主主義のシンボル、いつか民主主義の中心になることを望みます。
とにかく、国連の中へ。
国連の建物の中の見学はツアーに参加しないと見る事ができないので申し込みに。
日本語でのツアーが20分後にあるので、どうせ日本語があるなら日本語でーと言う事で6ドル払ってそのツアーに参加しました。
20分後、日本人のガイドさんが登場ー!

ぶっ!
このおかた、俺を笑い殺すきか?? なぜ着物?? あなたー、日本人専用のガイドでしょ? 外人受けを狙って着物を着る理由なんてどこにあるの??
我慢できる余裕がなかったので、
俺、笑いを懲らしめながらガイドさんに聞きました。
「着物って、何かこだわりでもあるんですか・・・?」
着物ガイドさん 「ガイドするのに、国連の専用の服か、それとも自分の国の独自の服かどちらかを着なければならなくて、今は国連の服を洗濯に出してるから着物なんです。」
男のガイドだったら、紋付はかまってところか。
でも、国連専用の服って一枚しか支給されないのかな?さすが国連、貧乏なんだな。
笑いを抑えて、ツアー開始です!

もし国連がなかったら?

国連はバランスをもらたらすもの。という絵。

なにかの部屋。

ようわからん部屋で形だけの話し合いを行っている部屋。

突然、ガイドさんが苦しみながら笑い出す。

原因は立っている男。
ガイドさんはみんな国連の職員です。でもこの中国人白服男、ガイドをしているのに国連の職員では無いのです。この中国人白服男、普通の一般人。なぜか毎週国連に現れ、国連のことなら何でも知っている国連マスターになりました。そして国連の職員で奴を知らないものはいないそうな。で、今日はたまたま中国人のガイドさんが休みで、代わりで中国人のツアーのガイドをやっているとか。

それを知らなかった着物ガイドさん、なぜ毎週国連現れ男がガイドを?? そして彼の嫌でも聞こえる大声による中国語のガイドに着物ガイドさん爆笑。
ツアーも終えて、トイレに行きたいなーと思ってトイレを探していたら、中国人白服男を発見。さっそくトイレの場所を聞いてみました。
中国人白服男 「トイレならあそこの階段を下りて右手にあるよ。」
やはり知っていました。
皆さん、国連は実は面白いところです。もし国連に来る事があったら中国人白服男を見つけてトイレの場所を聞きましょうー!(意味不明…
メトロポリタン美術館へ!
特に書くこともなく美術館に到着。

パリのルーブル美術館、イギリスの大英博物館とならんぶ世界三大美術館。所蔵する美術品は約330万点。メトロポリタン美術館ホームページ。

メトロポリタン美術館で撮った唯一の写真。写真撮影は許可されているはずなのですが、誰も写真を撮ろうとせず、写真を撮る雰囲気ではないです。
今までシカゴ美術館、ボストン美術館と、アメリカ三大美術館をみてきましたが、メトロポリタン美術館はレベル一桁違う。4時間ほど美術館の中をうろついていましたが、まったく建物内部の構造を把握できず、どこを見たのか、見ていないのか混乱していました。美術品の種類も広くそして深いです。特にエジプトの美術品は圧倒的です。
美術品を50人以上の係員を使いそこらじゅうで見張っています。
すごすぎでメトロポリタン美術館の説明なんかできません。
時間ももう夜の9時半。
一郎君に預けた生活用品バックを受け取りにホステルに戻ります。
待ち合わせした時間、10時半にホステルに戻ったところ、一郎君はもうホステルの前で待っていてくれました。時間を守ってくれる人は良いなー。
まだ次の目的地まで行くバスの発車まで時間があるので、一郎君と喫茶店でお話しすることに。
彼女がいない男同士の会話とは大体最後には、女ー!、てな感じの会話になるもので、日本人のいない砂漠のような環境で勉強する一郎君は、俺のことをうらやましがります。うちの大学だけでも500人は日本人の女の子がいます。たしかにゼロよりは500がいいですけど。なかなか特異で特殊な人が多くてね。日本的な女性にあこがれます。
そんな悲しい会話をしているときに、なにか怪しい人が店の中に入ってきました。

こいつ↑(真ん中の奴)
こいつは俺たちの席に近づいてきて、貧しい子供たちに寄付をお願いしますと金をせびりに着やがった。
俺は、こいつに似た奴を俺の大学で見た事がある。というか同一人物の可能性大。貧しい子供たちに寄付をお願いします団体を自負する集団。そして一郎君もこいつらの存在を知っていました。テキサスにもこんな奴らが現れたとか。
俺「おたくら、サンタモニカにもいませんでしたか?」
聞いてみました。
こいつ「あー行った事ありますよ。」
やっぱり、こいつら俺の大学でも金をせびっていやがった。
こいつを追っ払いました。
しかし、こいつ俺たちが見ていた時だけでも、2人から10ドルほどはせびり取っていました。そしてその時、こいつの写真を気づかれずに撮ったとさ。(間違ってフラッシュをたいてしまって、気づかれるのではと、ちょっとビビッてしまった俺。)
人からお金をせびって旅を続ける最強集団。皆さん気をつけましょう。貧しい人への施しはユニセフだけで十分です。所詮、募金なんて自己満足の施しさ。
バスの時間も近づいてきたので、一郎君とのお別れ。サンタモニカに来たときは女の子を紹介してくれとせがまれながら。紹介するほど女がいたら彼女ぐらい作ってるさ!一郎君よ。
ニューヨークをはなれて、次の向かう先はワシントンD.C.!

